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アニメ「おそ松さん」2期 1話見た

 録画していたおそ松さん2期の第1話を見ました。

 

 相変わらず好き放題やってる感もありつつ、どことなく批判的な意味もこめられているんだろうなーとか思いながら見てました。映像的に嫌悪感のあるシーンもあったけれど、じゃあ「ちゃんとしてる」ってなんなんだ?っていう問いかけが終始あるようにも感じられて、そこはわりと良かったかなと思います。

 

 世の中に何か訴えていくためには、非難・否定されること込みで、型破りな方法や、行き過ぎた描写を選択せざるを得なくなってきているのかなと最近感じます。それだけ、差別化が難しいということ。一方で、そのリスクを制作する側がどうとらえるのか、というのもあると思います。そういう意味では、「おそ松さん」は1期の1話から、リスク度外視で攻める覚悟みたいなものがあったように、個人的には感じられました。そういうむちゃくちゃなところも、ファンにウケていたように思っています。

 

 さて、この1話で一つだけ気になったことがあります。未来の世界で、松野兄弟のファンイベント(握手会?)に集まっていたファンの女の子たちです。

 

 服装(松野兄弟とお揃いのパーカー)や持ち物(痛バッグ、うちわ等)を見ると、池袋でよく見かけるような女の子たちをモデルにしていることが予想されます。しかも、ファンの顔はみんな可愛いとは言えない感じ。そのくらい彼らに心酔しきっている様子を描くことで、ニートである松野兄弟のファンになるなんて普通の状態ではない!ということを伝えたかったのかもしれませんが、これはかえって、ファンが否定されているように感じるのではないかと思いました。

 しかも、ファンイベントの中身はお金を払うに値しないような内容…。

「こんなものにお金払ってるのか」と否定されているような気持ちになる可能性も。

 

 見る人を惹きつける意図があったことは察するところですが、ファンによって支えられた人気であることを考えると、そのファンが気分よく見ることができないようなシーンがあったことは、個人的には残念に思いました。(もちろん、「こんな松野兄弟が好きなんて、あんたたちもたいがいよねぇ(笑)」って意味だと思うんですけど…。)

 

 エンディング曲の作詞に大槻ケンヂさん、作曲にトータス松本さんが入って下さっていることは、嬉しかったです。特に曲の雰囲気にそれっぽさが出ていたことと、歌詞の韻の踏み方が好きです。

 

 今夜はもう2話ですね。このあとどう動かしていくつもりなのか、気になります。

 

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